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葬儀屋互助会制度のトリックに注意して契約を(改訂)

 最近セレマが「互助会に入会し、毎月一定額を支払う事で葬儀が出せる」と、しきりに勧誘していますが、非常に問題が多く、そこには巧みなトリックが隠されています。身近な問題を一部紹介します。

①積立金は祭壇費用にしか運用できない。
②積立金をオトリにして顧客を拘束している。
③遠方の葬儀屋指定僧侶を斡旋してくる。

①② 寺院葬は正式な本堂設備を使用するので、仏様が眼前に見える生花に囲まれた白木祭壇なし(この分だけでも大幅に安価)葬儀に定評だが、互助会に加入していた檀家さんが寺院葬を希望された時、「積立金は祭壇しか利用できない」といってセレマ会館葬を強要された。これでは積立も無意味。他社と比較もできない状況で言われるがまま葬儀費用が膨らんでいきます。結局この檀家さんは解約費用を払って法華寺で葬儀をしました。白木祭壇は再利用なので、「互助会は皆様の為でなくセレマの為に運転資金を積み立てているようなもの」なのです。
 
③ 斡旋僧侶を強要してくる。実際に八幡の方が京都市内の僧侶を斡旋され、自宅から近い法華寺を希望されたにも関わらず担当者が難色を示し、結局自ら電話してこられたのです。
 
 葬儀社から葬儀を紹介され、専属のように葬儀をする僧侶もいるようです。葬儀社と斡旋僧侶との間に何らかの契約があるのでしょう。

 契約には十分注意して、しっかり判断した上でするように。
 
 
拙寺にも、ある葬儀社が来寺し、「会費を月三万円払ったら葬儀を紹介する」と勧誘された事がある。

 また、以前葬儀をサポートするNPO法人から連絡があり、大阪の方でどうしても僧侶寺院が見つからず困っている方がある。生活に困窮していてお布施も少額しか出せない。拙僧はその時東京にいて、法務があったので難しいとお断りしたが、困っていると言われれば行かないはずがない。
 
 新幹線往復と自家用車を使って枕経に伺うと、格別困窮している様子もなかったが、担当葬儀社の男性が「今度はタクシーで来てください」と言う。理由を尋ねると「駐車場所がない」と言う。家の前にだいぶスペースがあるようだがと再度訪ねると「親族が駐車するので僧侶の場所はない。タクシー代は布施に含まれていると思ってくれと」言う。

 お寺からだとかなりメーターが上がるし、困惑するとさすがに喪主が「お迎えに伺いましょうか?」すかさず葬儀社が「それはなさらないで結構です」と言う。喪主から葬儀後の供養やお布施の相談を受けても葬儀社が毎回口を挟む。

初七日まで無事に終わり四十九日に開眼する黒塗位牌の用意を任される。寺院が注文すると割引率が高いので、安価で位牌を作ることが出来る。喪主にも喜んでいただけるだろうと伝える。


東京に戻り、今回の一件が気になったのでより良い葬儀をサポートするというNPO法人を訪ねた。経営コンサルタント会社の一室に事務所がある。

NPO法人担当者曰く
①次回から紹介させていただく場合はお布施の27パーセントを【NPO法人支援寄付金】として頂きたい。
②位牌の斡旋をされたようだが、次回からは遠慮してくれ。
③喪主にはNPO法人が介在していることを伏せておくように。 

 拙僧は「葬儀ビジネスを否定するつもりはないが、他者を欺くような偽善行為は許されない。悪と偽善は偽善の方が罪深い。悪は姿が見えるが、偽善は見えない。位牌だって斡旋じゃない。より安い方が喪主が喜ばれるだろうと提案しただけであって、その葬儀社が位牌の注文を受けたとしても最低ランクの位牌を高額で販売するのではないですか?支援寄付金って・・・聞こえはいいが結局リベートよこせって話でしょう」

「なにがより良い葬儀を支援するだ! 偽善的に見えます」と言って帰ってきた。

 その後、喪主は私が葬儀社関係者だと思っていたので、「一回も関わったことがない葬儀社で云々」経緯と事情を説明した。 驚いた喪主曰く「葬儀社の低価格ありきで話を進めた」そうである。

 葬儀社は「お布施の安い僧侶を紹介できますのでご安心ください」といって葬儀契約をしっかり獲得し、裏では生活に困窮している方がお困りだと言ってNPO法人を使って僧侶を捜していた。
 
そして葬儀社からアンケートを書かされたそうである。「僧侶の爪は清潔だったか?頭髪の長さは?法話の点数?お経の声は良かったか?総合的に良い僧侶だったか悪い僧侶だったか?」

後にそのNPO法人担当者から依頼電話が数回あった。以前関わったことをすっかり忘れているようだ。商品と化した僧侶に対してその場しのぎの対応をしているのだろう。


posted by 日梵 at nice!(0)  コメント(2) 

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コメント 2

渡辺勝利

冠省:たまたまHPを見ていましたら気になり拝読しました。

まず自己紹介をします。
2年前まで葬儀に携わっていました。
これまでに経験したことが葬儀社のお役に立てばと”葬儀社経営コンサルタントをやっています。

はじめに非常識な言語道断の対応をしたことにつき、葬儀社に関わる者として恥ずかしい思いでいっぱいです。

●互助会について
①前受金の保全(会員から預かった積立金は)
②満期金額で葬儀ができるか(総額は一般と変わらない)
③脱会するする場合の手数料(積立金の40%~30%が引かれる)
システムは互助会側に有利で、会員にとっては必ずしも良いものではありません。

互助会は会員数と前受金により、葬儀社(専業者)と比較できないほど会社規模が大きく、(大)と(小)の競争では葬儀社の施行シェアを蚕食しているのが現状です。

葬儀社は営利事業ですが、最愛の家族の死を送り出し・お別れをする心を労りながらお手伝いをするミッションがあります。

葬儀社は営利事業ではありますが使命感をバックボーンに仕事に正対している葬儀社と働く社員がいます。

ホスピタリティ(心からのおもてなし)やグリーフワーク(心の癒し)に取り組んでいる会社とその社員もいます。

以前、流通サービス業のコンサルをしていましたが、葬祭業は生業からやっと企業化が始まったばかりで会社形式をとっているものの、実態はまだ個人商店的な会社を多く見かけます。

●葬儀式における葬儀社と司式者との問題
①ご指摘のケースもあれば逆のケースもあります
 お金が絡む以上、残念ですが0にはならないと思います。
 しかし、喪家(お客様)を無視した我欲むき出しの行為は是正すべきですね。
②NPO法人
①実態は小規模事業者(葬儀社)の集団で自社の受注件数を増加させるのが加盟の目的のようです。
②自社の社名が知られていないため、NPO法人の肩書を名刺に書き、知らないお客様に信用して頂く便法のようですね。

お客様からありがとうと言われるために!

感謝・感動のために切磋琢磨している葬儀社とその社員がいることも知っておいてください。

末筆ながらますますのご活躍を祈っています
                             草々


by 渡辺勝利 (2012-12-12 13:48) 

セレマ最高裁で負けました

①積立金は祭壇費用にしか運用できない。
これは巷間聞く話しですが、約款に明記されていると思いますか。
積立金は葬儀一式、祭壇一式費用というのが、セレマの会員募集の文面です。
ところがいざ葬儀となると、これが
①積立金は祭壇費用にしか運用できない。
などといって、オプション&オプションの嵐というのが実情ではありませんかねぇ。
by セレマ最高裁で負けました (2015-01-29 17:37) 

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